ファシリティマネジメント部 ファシリティマネジメント課 2008年入社 丸紅ビルの設備管理を担当
大学と大学院で建築学を専攻し、その知識を役立てられる仕事を志望していました。丸紅サービスの業務はビルの管理運用が主体ですので自分が学んできた分野とは少し異なりますが、建築物を扱うという点は同じですし、建築の知識も活かせるところがあると考えました。また、面接で話を聞いた際に、長く勤めている社員が多いことを知り、働きやすい職場なのだろうなと思ったことも入社した理由の1つです。
丸紅の本社ビル(丸紅ビル)を中心とした社用不動産の管理が主な業務です。私が担当する東京と大阪のビルはいずれも丸紅と丸紅のグループ会社の社員が働いている場所で、設備の調整によって快適性を高めたり、修繕などの工事によって美観を整えたり使い勝手を向上させたりしていくことが私たちの役割です。
働きやすい職場環境づくりは効率よく働くことにつながり、少なからずグループ全体としての生産性や収益につながります。また、心理的にも快適に感じる場所であることが、モチベーションや企業への帰属意識を高めます。その業務にやりがいと緊張感を感じながら取り組んでいます。
東京の丸紅ビルは2021年に竣工した新しいビルで、空調や電気などの設備は最先端の機器です。それだけでなくオフィス空間のデザインも素晴らしく、それらの特徴が評価されて建築業界の有名な賞も獲得しています(BCS賞、照明施設賞、日経ニューオフィス賞など)。このような稀な建物を管理できることが、ファシリティマネジメント部の魅力の1つです。
個人のキャリアとしては、2016年まで現在の丸紅ビルと同じ場所に建っていた旧丸紅東京本社ビルの解体から、丸紅ビルの建設・移転プロジェクトに設備の担当者として関わることができました。振り返ると楽しい貴重な経験でしたし、その経験を通じて習得したナレッジやノウハウは今後の仕事でも活かせる場面があるだろうと思っています。
ビル設備の管理では、実務を通して知識と技術の両面で多くを学んでいます。同時に、丸紅総務部や社外の取引先とのやりとりでは専門的な知見がある前提で話が進んでいくことが多いので、常に知識・技術をアップデートしていく必要性も実感しています。
また、丸紅ビルの管理では丸紅総務部の他、業務委託先や工事施工業者などの関係者も多く、多角的な目線で物事を検討し、判断する力が求められます。建築・設備・工事・保守・運用など、立場が変わると見方も変わるため、丸紅総務部の意図を細かく汲み取りながら、全体を俯瞰する視点を持ってプロジェクトの交通整理を行う力も身についてきたように感じています。
丸紅サービスは、それぞれの分野で高度な専門性を発揮しながら業務に当たるプロフェッショナル集団です。ファシリティマネジメント部内では、私は建築が専門ですが、電気や施設運営、経理などの面で専門的な知識や技術を持つメンバーがいます。
今後も丸紅総務部と私たちの会社の協業は益々発展していきますので、現状のパフォーマンスを維持するだけにとどまらず、より高度な専門性を身につけながら、安心して丸投げできると感じてもらえるくらいまで人とチームの能力を強化していきたいと思っています。
設備管理という業務の特性上、設備などに不具合があった場合には夜間や休日でも連絡が入ることがあります。それは当たり前なので、オンとオフの切り替えはあまり意識していません。
一方で、基本的にはカレンダー通り土日祝日に休むことができ、有給休暇も取りやすい会社です。フレックスタイムなど働きやすさにつながる制度も充実しているので、例えばうちは子どもが小さいのですが、保育園の送り迎えに間に合うように動くことができています。子どものケガや病気などプライベートでの突発的なトラブルがあった時にも、ファミリーサポート休暇などを使って柔軟に対応できるのが良いところだと感じます。
フレックスタイム制度を活用して業務時間を調整しながら、保育園の送り迎えなど家の用事に対応しています。
設備管理という言葉からは、防災センターでの業務を想像する方もいらっしゃると思いますが、私たちの業務はメンテナンスや修理といった実務作業が主体ではありません。丸紅総務部との協業の中で専門性を発揮して、計画策定や提案を行っていきます。
建物・設備を扱いますので、日々の細かな課題にも地道に取り組みながら、10年20年といった長いスパンでも意欲的に、謙虚な姿勢で仕事に取り組める人と共に、より良い職場環境づくりを通じて丸紅グループの成長に貢献していきたいと思っています。